物撮りと言えば、嘗ては4X5(大判カメラ)で撮影していましたが
今はデジカメに置き換わりましたよね。
そこで使用するカメラも殆どは一般的な一眼デジでしょう。
ですが、使用されるレンズが問題です。
垂直を出すためやピントの拡大のためにシフトレンズを使用することも多々ありましたが・・・
そのシフトレンズ。
これでなければ撮影が難しい場面も無いわけではありませんが
普通のマクロレンズやズームレンズでも優秀なレンズならば殆足りてしまいます。
寧ろ、ズームレンズのほうが便利なこともあると思います。
被写体の大小に関わらずカメラ位置を固定化出来る。
撮影の順序が嘗ては【大きなものからスタートしましょう】だったものがランダムに進行可能。
更に、最終的なノートリミング画像とチョイ引きの画像をカメラを固定のまま撮影可能!
と超便利なことばかり・・・
例えば、最終的なトリミングが下のようだったとしましょう。

ですが、デザイナー氏の気が変わったり、もう少し引きもお願いします・・・
そんな事はよくありますよね?
で、チョット引いた画像が下。

α7RIII 24−70/2.8ズーム AD200を壁バンで撮影
と、まあこんな感じ。
これを固定焦点のレンズで行おうとすれば三脚とカメラを移動しなければならず
再び正確に元の位置に戻ることは結構困難な事となります。
また、チョイ引きの画像のパースがビミョーに異なってしまうことも予想されます。
ズームレンズでしたらカメラ位置が同じ限りズーミングさせてもパースは同一です。
一つ残念なことは物撮り用のズームレンズが殆存在しないことです。
嘗てはAF Micro Nikkor 70-180が唯一存在しましたが、今敢えて物撮りに使うとすれば
24-105ズーム辺りでしょうか?
個人的にはAF Macro 50-150/4.0 辺りの最新設計のマクロズームが欲しいと思うのです。
70-200ズームほど大きく重くなければ、物撮り以外でも活躍するでしょう。
何処かで出してくれないかなあ・・・