12年間愛用していたスリックの小型カーボン三脚
カーボンスプリント614pro。
これはこれで良かったのですが・・・一度新しい小型カーボンを見てしまうと物欲を抑えることが不可能になってしまします。
その新しい小型カーボンは同じスリックのE53。
左写真の左がカーボンスプリント614pro。
右側がE53。 一見ほぼ同じ仕様かと思いましたがカーボンパイプが全体に2mm程スリムになっています。
重量は740gと軽量です。
写真ではセンターポールを延長し高さを確保しています。このセンターポールはヨドバシ等でパーツとして入手が可能です。
この状態で高さは212cmと十分な高さがあります。
写真には写っていませんが、センターポールは更に用意があり、もっと高くさせることも可能です!
幸いなことにセンターポールは614Proと共通でしたので流用できました。
E53になって、細くなったこと以外に何のメリットがあるのか?
それはカーボンパイプ部のロック部分です。
パイプの空転が無くなりましたのでクイッと半回転ロックを緩めるだけで伸縮させることが可能になったのです!
セッテイングと撤収の時間を短縮できます。この進化だけでも購入の価値があります。
但し、問題が全く無いわけではありません。w
それは何故か開脚の角度が狭くなってしまったのです・・・
伸長を伸ばした際には、トップヘビーになりますが不安定になりがち。
そもそも開脚は3段階にロックが可能ですが、そのロックのツメ部分をルーターで少々削り開脚を多少広る改造を加えました。(写真左)
これでもまだ、少々少なめ?更に削っても良いかも。
カーボンスプリント614Proと比べると未だに開きが随分狭いですよね?
今どきカーボンスタンド等の軽量ライトスタンドが売られているのに何故三脚??と、思われるかも知れませんが、コマコマと移動しながら撮影していくことってありませんか?
しかも狭い場所をすり抜けたりしながら・・・
そんな時でも脚部をヒョイッとすぼめれば狭い場所もクリアしますし階段でスタンドを立てることも可能です。ライト位置をローアングルにすることも可能です。
耐荷重はライトスタンドよりも高いですのでモノブロックでも使用可能です。
小型の雲台を忍ばせておけば本来の機能である三脚としても使用可能です!!www
思い起こせば最初はカーボンスプリント614Proの安価アルミ版からスタンドとして使用し始め、ですが強度の不足は否めずカーボンに変えて12年間・・・
特に大きなトラブルもなくやっと退役しE53にバトンを渡すのではありました。
追記:E53 とE54。3段と4段がありますが、縮長も伸長も思ったほどの差は無く、ならば3段のほうが丈夫にできているはずです。 購入される場合は3段を強くお勧めします!!