昨日はお世話になっている某氏のD810とD4SのAFピントテストを行いました。
その時のレンズは、私のニッコール50/1.4Gと某氏のニッコール24ー70でした。
テスト自体は相当慣れてきてスイスイと進みみ、無事に終了。
それでも51点全部のチェックは、それなりに気力が必要です。w
どちらのボディも好結果でした。
が、大きく驚いたことがありました。
D4Sの画素数は1600万画素。対してD810は3600万画素。
テストに使用したSpyder LENSCALの右側のスケール部分の見え方、等倍で液晶画面のピントをチェックしたときの印象が全く異なるのです!
1.5m、50mmレンズでのチェックで3600万画素では0.5mmのスケールまでピントが合致していれば確認できるのですが、1600万画素では0.5mmは全く判読不可能でした。
矢張りそれだけの情報量を持っていると言う事です。
また、1600万画素のD4Sではレンズの色収差も殆ど現れていません。
24ー70ズームでは、51点全てでピントが合致しているように見えるくらいです!!
3600万画素ではピントのずれやレンズの本性がさらけ出されてしまう!
恐ろしい画素数であるという事を再認識した次第です。
さて、そうは言ってもどうもこの測距点はピントが甘い・・・そんなことは有り得ます。
測距点とレンズの相性のチェックをしておけば
撮影時にそのポイントはなるべく使用しないという選択も可能となります。
転ばぬ先の杖。あなたもチェックをしてみませんか?
仕事場にボディとレンズをお持ち下さるか(要予約)、宅配便でお送りください。
チェック後の検査シートと必要ならば撮影データをお付けします。
レンズ毎にどの測距点のピントに問題があるかは異なります。
常用するレンズについて不安を感じている場合には全てのチェックをお薦めします。
サービスセンターに修理を持ち込む際にも検査シートは有効な手段になると思います。
料金はボディ+レンズ、1セットで基本料金が5000円(1セット分の料金を含む)です。
追加でレンズやボディがある場合には
その組み合わせ毎に3000円の追加料金をお支払い下さい。
尚、お受けできるボディはAF微調整(マイクロアジャストメント)機能があるボディか
その機能が無い場合、中央測距点でピントが合っているボディと致します。
追記:両端の測距点でのコサイン誤差ですが1.5mの距離では約1cm程あります。