S90にはシンクロ接点が存在しない。コンデジとしては当然の仕様と言うことだ。
が、そこはへそ曲がりの私。何とかしてしまうのだった。
まず最初の組み合わせはニコンSB80DX。スレーブも内蔵されていてとてもコンパクトな上に
使い勝手も最高、今でも重宝しているハンディストロボだ。

セッティングはこんな風。
分かりやすく簡単でしょ。出力は1/4にセット。スレーブON。
たまたま近くのフラッグフレームを使ったがアンブレラを使用しても全く問題ない。

カメラ側は1/60 F5.6 ISO100 M(マニュアル)設定とした。
ご覧のように見事に同調、成功だ。
SB80との組み合わせでは絞り優先オートでも無事に同調する。
尚カメラ側はストロボを常時ONにし、ストロボ光が被写体には直接当たらないように
アルミフォイル等で光路を変更する必要がある。
カメラ側のストロボは壁バウンス状態にしてあげる訳だ。
580EXでもWEINのウルトラスレーブ等を使用すれば同様に同調させることが出来ます。
また、カメラがS90以外の機種でもこの方法でほぼクリアできるでしょう。
次のテストは大型ストロボとの組み合わせ。
カメラがM設定ならば同様に無事に同調したが、絞り優先(A)では同調せず。
何故Aモードで同調しないのか?
その原因はプリ発光です。
SB80等では、プリ発光と同じタイミングで数発発光が可能なのですが
大型ストロボでは、一度発光するとコンマ何秒かの空白が出来てしまい同調しないのです。
絞りを5.6まで絞れば殆どパンフォーカス状態。
ちょっとした集合写真ならば最強では?
コンデジ侮れず・・・
あ〜〜またコンデジ病がぁ・・・

と言いつつ、更に挑戦。
物撮りである。
セッティングは殆どそのまま。
1/1000 F6.3 M設定 SB80DX 1/4出力
FP発光をさせなくとも1/1600!! これも使える〜。
S90でM設定の場合1/1600が最速シャッターだが、G11ならば1/4000まで同調可能か!
しかもその気になればST-E2も使える。
G11は内蔵ストロボでも最高スピードが1/2000であることが判明。(7/25)