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写真家 新藤修一のブログ
by shindo1954
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しつこくFP発光の話で申し訳ありません。FP発光をよく知らない方のための追補です。 下の写真はD7000+クリップオンストロボ、全て1/64出力で発光させています。1/8000で撮影したものでFP発光していませんので蹴られています。 上だけ露光して白くした部分は真っ黒ですよね。D7000の場合、1/250まではシャッターが全開しますが、それ以上のシャッタースピードではスリット状にシャッター幕は移動し結果として擬似的にハイスピードの露光量を実現しています。そのスリット状に移動した証がこの写真なのです。さて、下の写真ですが左から1/8000、1/4000、1/2000、1/1000、1/500、1/250とシャッタースピードを遅くしてテストしたものを切り取リ並べたものです。簡単に言えば、明るい部分が移動中のシャッターのスリット幅と思えばOKです。1/500よりも1/1000が・・・1/1000よりも1/2000が白い面積が半分になってますよね。 また、もし閃光時間が1/200程度まで長ければ・・・この白い部分は長くなり泡良く行けばFP発光をしなくともOKなわけです。シャッター膜の移動速度は非公開らしく想像するしかないのですが先幕が開く出すと同時に光はじめ、後幕が閉じるまでそのスリットの移動中はストロボが発光し続ければ無事に1/8000でも写真撮影が可能になる。それがFP発光の仕組みです。しかしながら、膜の移動時間中フル出力では物理的に不可能で小出力にして連続的に発光しなければなりません。ですのでシャッターを早くすればするほどスリット幅が減少しますので露光量が減少することになります。 ハイパーシンクロ、こちらが最近話題になりますが・・・私が数度使用したYONGNUO YN-622TX、これもハイパーシンクロを使用していると思われますが、タイミングを上手くずらしてFP発光的なことを成し遂げたのです。が、クリップオン自体は結構フル発光に近い状態でないとシンクロ不可能だったか??小出力を連続発光ではないためです。小出力では閃光時間が1/10000辺りになってしまいスリットの移動時間中ではとても無理です。しかもハイパーシンクロの場合、出力を下げても内部ではフル発光に近い状態? あれ・・・どこまで下げられたか??ですので、20発でリミッターが働いたり・・・小型ストロボにはハイパーシンクロは向いていない?メリットが少ないかと私は思います。大型ストロボでしたら閃光時間自体が長いしチャージも速いのでピッタリかも知れません。 スタジオ用大型ストロボでのハイパーシンクロ的実験はだいぶ前に私も行い成功しました。遅延回路をシンクロに接続してみたのです。 2006/11/14 大型ストロボを使用しても1/8000秒シャッターが可能になる裏技!
by shindo1954
| 2017-05-19 13:05
| 機材
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