私の壁バン好きは既にご存知のことと思いますが
取っておきの内緒の裏技を一つお教えしましょう。
上の二つは、どちらも壁バン。(正式名称は壁バウンスです)
なのに随分と写りが異なります。
一概にどちらが良いとは言い切れませんが、左上はコントラストが高すぎると
判断されることが多いでしょうか?
さて、この差はどこから来たのでしょう??
答えはクリップオンの位置にあります。
こちらが左上のコントラストが高いセッテイング。
壁までの距離が近いために、コントラストが上がっています。
こちらが右上。適度なコントラストに仕上がっています!
壁面までの距離が十分に取れているために柔らかい光になってますね。
が、不用意に被写体の右手にクリップオンをセットすればどうなるのか、おわかりでしょうか?
右手からの生の光を存分に受けてしまい、とんでもない写真になってしまいます。
それを避けるための秘密兵器が下のアルミ板です!
僅か10cm四方のアルミ板をクリップオンにセットするだけで生の光をカットできるのです。
15cm四方あれば更に良いかも・・・
立ち位置から見てクリップオンの発光部が隠れていればOKというわけです。
ここでは、アルミ板からのハレも問題になりますので手前側にも
アルミ板を取り付けハレを防止するべきだったか?
この時、被写体から1m程カメラ寄りにクリップオンはセットしてあります。
環境光は殆ど0に近い状態。
ISO250 1/160 F4.0 V850の出力は1/2程度?
但し壁面の色味は明るいグレーです。
もし真っ白な壁面ならば1/4出力で足りたでしょう。
クリップオンストロボの僅かな移動だけで劇的にライティングが変わってますよね?
発光部の面積が小さいクリップオンならではの裏技でしょう。
一枚目のコントラストの高いライティング。
こちらでも、もう一灯環境光的なクリップオン、例えば天バンを一灯加えるを加えることで
光は柔らかくなります。
が、そのためにコンパクトさと、軽快さを失うことになります。
このアルミバン。ベルクロでひょいとセット出来るように作られています。
私は3枚のアルミ板を常時持ち歩いています。
傘バンでも活躍しますし、何かと便利。
軽量化とセッティングの時間短縮にも多いに貢献しますよね?
絶対のお薦めです。
勝手ではありますが・・・
壁際の魔術師!とネーミングしちゃいますた。w
追記:
壁際族、壁ドンの新藤!という素敵なネーミングも頂きますた〜。w
追記:壁とクリップオンの位置を調整することで
コントラストの調整も可能という事になりますね。
これも大事です。